LIFE OF PI / ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日

久しぶりの映画レビューになります。
Life of Piをみてきました。

Life of Pi
Life of Pi
Yann Martel
Canongate Books Ltd (2012-09-06)
売り上げランキング:6位
語数:–語 / YL:– / オススメ度:(–)

原書を読んだことがあり、実はこの自体は読みにくくて途中で一回挫折。
最後まで読んだ後も、どうもスッキリせず多読にはおすすめしにくい本です。

とはいってもこの物語を絶賛する人も多く、私も内容自体はよく出来ていると思います。

私は内容を最後まで知っているので、その気持で見ましたが、
初見の人にとっては宣伝などでは「漂流物語」の映画として臨むと思います。

するとストーリーがかなり理解するのに難しい作品というのに気づくと思います。

私は映画になったことで、映像美とともに本だとリアリティを感じていたところが、
逆にバーチャルな感じがしてしまいました。このバーチャルな感じがしたというのは
特に悪い意味ではなく、それはそれでこの内容では良しとも取れる作品です。

最後までの結論を言うと、興冷めするので書けないことがあります。
あと宗教関係の話しも出てくるので、日本には馴染みにくい部分もあると思います。

映画でも「これは必要なの?」と中だるみするところがありますが、
本だともっと中だるみと感じる部分があるので、よく絞ったほうだと私は感じました。

映画作品としては、個人的にはイマイチでしたが、
この作品を見て、よく分からなかったので原書にチャレンジしたいという人が出てくれば嬉しいなと思いますね。ただ多読をそれなりに積んでから挑戦すべき本だと思います。

http://oscar.go.com/nominees

アカデミー賞作品賞にノミネートされていますが、個人的には選ばれて欲しくないとなぜか思ってしまいました。単純に映画として面白みを感じなかったんですよね・・・

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