ガンジーの七つの社会的罪 (Seven Social Sins)
英語を勉強していると結構昔の人の名言とかが頭に残ったり、
またそれによって勇気付けられたり考えさせられたりする。
そんな中でも、ガンジーの言う「七つの社会的罪 (Seven Social Sins) 」は
今の日本を考えたときあまりにも当てはまっておりガンジーという人の凄さを感じさせる。
大地震後の原発の問題で再び脚光を浴びている模様。
そこで英語版でこの7つの社会的罪をもう一度見てみようと思います。
意外と覚えておきたい難しい単語が入っています。
「理念なき政治」(Politics without Principle)
原則なきとも訳されたりするようです。政治の原則は公の幸せを追求するという
原則(Principle)に成り立って行われるものです。
ところが今の政治を見ていますと、その原則のかけらもない政治が行われているのは
見ての通りです。
「労働なき富」(Wealth Without Work)
安易なマネーゲームにより富を築く人たちにより経済は混乱しています。
経済のルールを破って、または度を越えたゲームのような取引により
富を得てる人による崩れる経済。労働の上に富があることで文明の発達があるんですね。
「良心なき快楽」(Pleasure Without Conscience)
中高生が携帯代金の欲しさに体を売るといったニュースが流れます。
Conscienceという言葉は日本語では良心と訳されますが難しい言葉ですね。
サービス過多で地球資源を無駄使いしている日本に当てはまりますね。
停電が起きてサービス業の異常すぎた快楽サービスに気づいた方も多いでしょう。
「人格なき学識」(Knowledge without Character)
こちらは教育に関する話だと思いますが、学校現場の崩壊は少し前から言われていますね。
特にモンスターペアレンツという言葉が象徴するように
親の人格が問われているような気がします。
「道徳なき商業」(Commerce without Morality)
これは原発や電力会社のやらせメール問題など表に出てきましたが、
商業となるとどうしても利益優先、効率化優先になってしまい
大切なものを見失いがちです。
「人間性なき科学」(Science without Humanity)
原子力の安全神話というのが崩壊した日本。
核を扱うことを再び人間性の観点から考えないといけません。
クローンの問題も同じですね。Scienceの前にhumanityですね。
情報科学も同じことが言えます。デジタル技術の発達によるアナログな人間性の欠如です。
「献身なき信仰」(Worship without Sacrifice)
このあたりは私は無宗教者なので分かりにくいところですが、
宗教の原則はsacrificeなんでしょうか?
信仰とは自分の欲求を満たすものではなく敬神、敬仏することですよね。
ガンジーはこれらの7つの罪が当てはまるほど社会が崩壊すると説いています。
今の日本を見ているとどれだけ崩壊に向かっているのか感じ取れる気がします。
こういった言葉を胸に日頃の行動や、また行動の選択を行いたいですね。
ちょっと英語と離れてしまいましたが、
英語を学習しているときに疲れたら、英語で名言などを探してみると
結構楽しく英語を覚えられますよ、と締めたいと思います。
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