【書評】改訂版 英語で日本紹介ハンドブック
日本を英語で説明する本はそこそこ出ていますが、人気のある「英語で日本紹介ハンドブック」が改訂版になって出版されています。
2009年に出版されたものに加筆修正を加えて2014年に出版です。
特に世界遺産など数も変わってきていますし、人気が高く求めている人が多かったでしょう。
ハンドブックでコンパクトサイズながら300ページでかなりの日本に関する内容が凝縮されています。日本に関するデータ本としても使えるため人気があります。
個人的に英語で外国人に日本のことを教えたい方は、1冊手元にあると便利だと思います。
見開きに左側は日本語で説明、右側が英語で説明となっていますので、学習スタイルとしては先に右側の英語で読んだりすると、この本でリーディング学習にもなります。非常にシンプルで使いやすい構成だと思います。(ただそのためにkindle版も出ていますが、この本は書籍版を買ったほうがいいですね。)
この本を買って読む人はそれなりに英語が出来る人だと思いますので、是非、右側の英語から読んで欲しいですね。そして日本語は英語で読めたかを補助する程度が能力アップに繋がりそうです。私もそうやって読破したいと思います。
せっかくの改訂版なのに残念だなと思ったのが、音声データがないことです。結構豊富な量なので、これが音声データで提供されると、とても使える学習教材になります。是非、アルクさんには値段が上がってもいいので取り組んでほしいと思います。CDじゃなくてもダウンロード形式でも嬉しいです。
最終的にはこの本一冊で、ある程度のことは事足りますが、通訳案内士的にはさらに自分の体験や、得意分野なら面白みを加えて外国人に紹介したいところです。まずはリファレンス的に日本のことを詳しくなることが先決ですが、余裕ができたらこの本以上の知識を身につけたいですね。この本の網羅だけでも、一般人よりかなり上の日本通にはなれます。
私の場合は宝塚に住んでいますので、「歌舞伎」の時は、宝塚と対比させて説明することも多く、「宝塚」も知ってもらおうとしています。
改訂版が出るほど人気が高く、アマゾンレビューでも好評です。本としての価値は確実にありますのでオススメです。後はやっぱり音声データ求めます。DUOみたいに別にして儲けてもいいので(笑)
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