英会話不要論
学校教育の移り変わりが「英会話」に向いているためか、この傾向の本の出版も増えていますね。
たまには英語系の書籍も読んでみようとチェックしてみました。東大の名物教授の本ということで幾つかの部分では正論を書いているのではあるんだけろども、一般的な本にしてアピールするのもどうかなと思いました。
本は基本的に文字の羅列で、英語学習論を過去の事例からの検証で、今の「英会話傾倒」「なるべく早く英語を教育に取り入れる」ことに対して批判的な主張となっています。
昔の学習方法でも良かった、むしろそのほうがというノスタルジックな部分も多いです。
この本を読んでモチベーションが上がるとかそういったことがないので、殆どの人は読む必要が無い本という感触ですね。
フィリピン人とオンライン英会話レッスンで会話していると、フィリピンでも英語公用語が本当に良いのか議論になることが多いようです(タガログ語(自国語)をもっと尊重しようという流れ)。日本人は日本語というかなり高度が言語が扱えるので、日本人ならまずは日本語をしっかりと使えるようになることが先決だと思います。
ただ、この本を読んで、今の学校教育が私はヒアリングが大学試験に導入されたり、小学校から始めるなど良い方向に進んでいると思っていたのですが、そうではないんだなぁと感じてしまいました。
基本的に英語を上達したいなら「上達したいレベルまでの努力や苦労は必要」という部分に賛成です。基本的に世の中には甘い言葉が溢れていますが、現実的にはしっかりと目標に目を向けて努力を継続させる人が到達できるものだと思っています。
教材など手段はいろいろありますが、その前に自己の頑張りがないとどれを使ってもダメだと思っています。
「英会話不要論」であって「英語不要論」というタイトルでなかったので良かったと思います。
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