EMPEROR / 終戦のエンペラー
夏映画真っ盛りの時期ですね。
アメリカでは2012年に公開されていますが、日本公開は夏に合わせたんでしょうね。
案外、日本の戦前戦後の内容というのは学校教育でも曖昧にされた方が多いのではないでしょうか?理由としては社会の授業でも古い歴史からスタートして、明治時代あたりになると授業時間が足りないなんて事が多いです。
まぁ、ある意味自分で学べということなのかもしれません。
ただ映画館では年配の人の比率が高かったのが嘆かわしいことだなと思いました。
若い人は興味ないんでしょうかね?
映画の感想ですが、いつもの英語学習者的な視点で見ればかなり英語学習にいい映画とも言えると思いました。日本人が英語を話すシーン、逆に日本語を英語字幕で見るシーンなどあります。
そして、私は通訳案内士向けの学習もし始めていますが、日本の精神的な面「武士道」「本音と建前」「献身(devotion)」「白黒はっきりしない灰色な国」などに映画で言及している部分があります。日本人の考え方を知るために映画を作った人がいろいろ調べたんだなぁというのがよく分かります。
本当に通訳案内士の試験で出てくるような文献の内容が多かった気がします。
ある程度、史実に基づいた映画を見る時は、作る人のバイアスもあるだろうからといった見方を私はどうしてもしてしまうのですが、そういったのを抜きにしても映画として見るにはいいものだと思います。どう感じるかは、人それぞれ自由ですがテーマは日本の終戦なのだから日本人には多くの人に見て欲しいですね。
nadyは今の日本を考えると、日本人がよく書かれているように思えて少し恥ずかしく感じるといってました。こういった考えになるのも日本人らしい良いところかもしれません。
日本歴史を英語で学べる良作だと思います。
Reminiscences | |
Douglas MacArthur
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外国人から見た日本を知れる本も読みたくなってきました。
Bushido: The Soul of Japan | |
Inazo Nitobe
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語数:13,000語 / YL:9.9 / オススメ度:(3.0)
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ただこういった本を読むにはかなりの知識を要するので初心者には薦め難いですね。
私もレビューで厳しかったと答えています><
ちなみに映画の原作があったのですね。見逃していました。
終戦のエンペラー 陛下をお救いなさいまし (集英社文庫) | ||
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原作が和書なら、映画がかなり日本のことを表現できているのは理解出来ます。
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