Grammar in Use著者マーフィー氏講演会@新宿紀伊国屋「その2」

新宿紀伊国屋で行われたGrammar in Use出版25周年を記念したイベント。
回顧録その2です。

今回は、著者が話していたのGrammar in Useの使い方の意見です。

English Grammar in Use With Answers (Book & CD-ROM) : A Self-Study Reference and Practice Book for Intermediate Students of English , Intermediate
English Grammar in Use With Answers (Book & CD-ROM) : A Self-Study Reference and Practice Book for Intermediate Students of English , Intermediate Raymond Murphy
Cambridge University Press (2004/05/15)
売り上げランキング:7位
オススメ平均:4.5

1. Warning! -> only grammar book!

結構このことを何回も言っていました。
Grammar is important but only a part of English.
英語学習の上で文法というのは本線とは外れたものです。
英語力の4つの能力はReading/Listening/Speaking/Writingですが、
文法はこの本線の能力を補助するあくまでもサポート役ということです。

【ENGLISH QUEST Method その2】文法学習のやり方

私も文法学習について記事を書いていますが、
文法学習といいながら結局学習方法は音読練習(実践に近い形)方法を提唱しています。
結局、文法用語を覚えても仕方ない、
何かを伝えたり理解するために、文法がしっかりしてないと残念な結果になる。
それを補助するルールブックと私は比喩しました。

2.not course book

この本は、前から後ろに向かってeasy to difficultといった書き方はされていません。
重要度の順番なんてものもないといっていたと思います。
だから最初から最後までやろうという考えも持たなくて良さそうです。
(このあたりは私はこの本に対して勘違いしていました)

何か一冊の本を買ったら最初から最後までやらないと
その本を使った気がしない私がいたのですがこの本に関しては
辞書のような困ったときに使う使い方が良さそうです。

その為、短期間で攻略することはできない(やろうと思えば出来ます。
そういうやり方をするのも著者は否定しませんでした)ですが、
長く何時までも使える本であることは確かです。

3. understand to work(exercise)

本の構成として、しっかりとエクセサイズ方式で理解できるようになっています。
ただ単に文法用語覚えて用法を見るだけでなく、実際にエクセサイズで
運用させるような構成で全てのセクションが出来ています。

ただこの本ができたからすぐに「話せる」「理解できる」にはならないと
丁寧に説明していました。本が間違わずにエクセサイズできたから
実際に間違わないかと言えば大間違いで、普通に間違えると…

知識は増えてもactivityやdoingにすぐにいかせるわけでなく、
やはりactivityやdoingはactivityやdoingすることが一番とのことです。

この本は独学で出来るように作られているとおっしゃっていました。
英語学習を高速道路のような道として比喩して、
この本はlay-by(rest area)のように少し止まってチェックするようなときに
使ってくださいとのことでした。

このように著者としての使い方の意見を述べていましたが、
もちろん買った人が違うやり方をしていてその方法があっていたら
その方法でやってくださいと、強調していっていました。
もちろん著者の意図はありますが、購入者の手元に行けばあとは
your bookなんだからって感じでしたね。

次回は第2部でのQ&Aトークの内容を紹介いたします。

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