多読で英語学習のデメリット
多読を溺愛している私が言うのもなんですが、
今回は多読学習のデメリットについて少し書いてみたいと思います。
私は、多読を始めてから「難易度もジャンルも様々な本約600冊」「もうすぐ1000万語突破」になります。もう8年も続けてますから、小学校より長いですね!
毎年、語数も伸びているので読む力は確実に付いていると言えます。
で、こんな多読愛好家がいうデメリットです。
1.やはり音がない。
多読が学習という点において、マイナス点を上げるとすればやはりこれでしょう。
知らない単語が出てきた時に、単語の発音が分からない時のストレスがあります。
kindleやタブレットといった電子端末の誕生である程度改善されるかと思いますが、
kinlde paperwhiteは残念ながらまだ音声機能はありません。
Kindle Paperwhite | ||
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当然、紙の本を読んでいる場合は、音の出る辞書で調べない限り確認できません。
個人的には多読をしている時に、辞書などで調べる余計な負荷はなるべく減らして進めるのが、
多読を楽しく進めるコツだと思っているので、このジレンマが厳しいですね。
言語学習において教材の場合、音声がない教材ほど悲しいものはないので、
本格的に英語学習のメインに据えるには多読は厳しいものがあると思います。
2.適当に読んでもストーリーを追えてしまう。
多読の場合はストーリーがあるので、例えば形容詞などは「なんとなくマイナス」「なんとなくプラス」「表現のために使っていて大して重要でない」といった感じで、しっかり理解しなくても進めてしまいます。
Guessする能力はいいとは思いますが、時にはしっかりと意味を理解する場面も必要です。
ですので多読ばかりの学習方法だと、英語上級者になるほど別の意味でのストレスを感じる場合があります。
私の場合は多読は同じ量で続けて、他の場面で英語ニュースなどを精読して読むなど、
「多読7:精読3」ぐらいの分量で調節していくことを薦めています。
他にも人それぞれによって多少のデメリットが有るかもしれません。
例えば人によっては、「本を読むのが苦手」などありそうです。
でも実は私も本を読むのは苦手でした。子供の頃の夏休みの宿題で、読書感想文が一番辛かった記憶があります。
しかし今では、600冊近くの洋書多読をしてそれに対する感想文も書いています。
「苦手」と思っていたことでも、慣れてくると「得意」になります。不思議なものです。
たくさん本を読んで感じることは、読んだ本は「読んだ」だけで済ませず、何かしら「感想・レビュー」をすることで、より読んだ本の内容を習得できると思います。
海外などではブッククラブといったものも豊富にあるようですが、多読王国-タドキストの冒険の世界-をそういった場としても使って欲しいですね。
フレンズでのブッククラブ?をテーマにしたシーン♪
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